本当は、ずっとアイツといたい。








これからも先……




アイツと一緒にいられるのなら……俺は、全てを捨てても良い。








きっと、俺と捺海が一緒にいれるのは……



残り後、少しだけ。








俺は……最愛の女を手放さなければならない。









もし、反論しても……それは逆効果になってしまう。







満里南と婚約を決めてからと言うもの……






麗子と親父からの手段を選ばない手口に満里南は、変わってしまった。








出会った頃より、痩せ細り顔は真っ青になり精神的に追い詰められた。






そんな風になっても満里南は、俺に付いて来てくれた。







だけど、それが甘かった。






満里南は、俺といる時いつも無理して笑うんだ。







その無理して笑った表情を見る度に悲しい気持ちになって……罪悪感しか感じなかった。







なのに、俺は……満里南といたいから……離れなくないから別れなかった。







俺の我がままで……満里南は、変わってしまった。