「お前ら、馬鹿だな。
ここでは、そんな関係なんてものは関係ねぇーんだよ。
ホストを舐めんな。」
そう言って二人のホストを睨む。
((…………っ……………))
俺が、言うと二人組のホストは気まずそうな表情を見せた。
俺が、座っていたソファーに戻ろうとするとー……
(あの……尚希先輩!!)
愚痴られて、ずっと黙っていた奴が口を開いた。
「何?」
(あの……ありがとうございます!!)
そう言って頭を下げる新人ホスト。
「別に。
それより、お前……もっと堂々としろよ。
周りの目なんて気にするな。
今回上がったってことは、客から認められたってことだ。
その客の、期待を裏切ったら……
それは、もうホストじゃねぇー」
ここの厳しい世界では、そんな甘い考えなんてものは通用しない。
学校みたいに互いが、気を使うものではない。
俺達、ホストは……この厳しい世界で……
生きて行くしかないんだ。
2日間前のことを思い出しているとー……
(尚希、ちょっと良い?)
女の接客をしていると春綺が話かけて来た。
「何だよ。」
(実はー………)
春綺は、客に聞こえないようにするために耳元でコソコソと話た。
「……………ハッ……?
マジで??」
驚いて春綺の顔をジッと見る。

