そんな変わり果てた麗子さんに驚き、あたしと尚希は呆然と見つめる。
「ハッ……?何の冗談だよ。ウソ泣きしたって俺は騙されないぞ」
恋愛って、本当に怖い。こんな人までをたった一人の奴を想うだけで……こんなに脆く、儚く、弱くさせてしまうなんて。
「私は……ずっと……尚希さんが、好きだった……
だから、正式に結婚が決まって本当に嬉しかった……気づかなかったの?私の気持ちに……それりゃ…そうよね。
尚希さんは、いつも私を見ようともしない……」
尚希は、気づいていなかったけど……あたしは薄々気づいてた。麗子さんは、尚希のことが好きだと。

