「なっ……!?そんなことしたら、高宮財閥はー……!!」 「すまないな、これは俺の……社長としての判断だ。 俺は、何十万人という社員を背負う身だ。一人一人、家庭があり家族がある。だから、会社に害を与えるような奴は排除しないといけない。 それに、何より一番……捺海が傷付くのを見たくない」 この時の尚希は、凄く頼もしくて、堂々としていて、カッコよくて……少し大人びて見えた。 そんな尚希に、あたしの胸はドキドキとしていた。