尚希は、そう言って尚希の父親にも見せていた資料を突き出す。
「な、尚希さん……?本当にその娘でいいんですか?よくお考えになってください!
あんな常識知らずの恥さらしな薄汚い、利益も何もない娘を選ぶのですか!?そんな娘より麗子と婚約したー……」
「…………おい、もういっぺん言ってみろ」
麗子さんの母親の言葉に低い声を出す尚希。
「常識知らずの恥さらしな薄汚い奴?それは、お前らのことだろ。
親父と組んで汚い手を使って俺の大切な奴を追い詰めて傷付け、俺の人生を奪い取った奴がよくそんなこと言えるな」
きっと……大切な奴って言うのは、満里南さんのことだ。

