そう言って興奮している尚希を落ち着かせようと接するあたし。








「うっせぇ!!



この俺様を脅したような奴は、俺様がここを潰して日本にいられなくしてやる!!」









キャーーーッッ!!






何て恐ろしいことを言うんだ!!






やっぱり、金持ちの言うことは恐ろしい……!!








尚希は、そう叫んで幽霊屋敷に行こうとする。








だけど、そんなの認める訳がないあたしは、幽霊屋敷に向かおうとしている尚希の腕を引っ張った。









どうどう……!!尚希っ!!










「驚かされたぐらいで言い過ぎだよ!!



やーめぇーなってばぁ……!!」










叫んで尚希の腕を一生懸命に引っ張る。








初デートだと言うのに何ともムードのない終わりを迎えたあたし達。








あたしの初デートは、甘いデートではなく……







大変な1日となった。









そして、あの後どうなったかと言うとー……










一発殴って興奮している尚希を止めました。








そして、尚希を説得させマンションに無事帰った。







まぁ……





色々あったけど、結構楽しかったかも……







 


今まで、デートして来た中で今回のデートが一番楽く感じたし自分らしくいられたように感じた。









ありがとう……尚希……