顔を真っ青にして頭を抱えた状態で、フラフラとしながらソファーに座った。 「尚希、よくやった。お前の手柄で俺の会社は傷を付かずにすんだ。 この資料は、俺がー……」 「待った。その前に……今ここで私と約束を交わしてください」 そう言って尚希は、父親から資料を奪った。 顔の表情は、あまり変わっていないが明らかに機嫌のいい声を出す尚希の父親。 「あぁ、いいだろう。なにが願いだ?なんでもお前の願いを叶えてやるぞ」 尚希をジッと見つめていると、あたしをチラッと見て口を開く。