あたしは、麗子さんの母親が言うように金持ちでもないし利益もないただの庶民。
沢山の見知らぬ男と体を交わし、その行為でお金をもらっている……恥さらしの薄汚い女。
それに比べて、尚希は……
世界的に有名な小野原財閥の跡取り息子。自信に道溢れ誰からにも信頼され求められる大きな存在。
そんな、尚希にはこんな華やかなパーティーはお似合いだ。
あたしと尚希は、全く別の世界の人間。
尚希は、沢山の人達を背負ってキラキラと輝く華やかしい世界で生きて行く人間。
けれど、あたしは……キラキラと輝く華やかしい世界より何もない暗い世界で生きて行く方が合っている。

