「……さっきから黙って聞いていれば……なんなんだ、君は。 うちの娘に暴言ばかり吐いて、その上尚希くんを誘惑しようとするなんて」 そんなあたし達の会話に口を挟んできたのは、40代くらいの父親。 涙を流す麗子さんの肩を抱き寄せながら、あたしを睨み付ける母親。 父親は、ヒゲを生やし黒色のメガネをかけていてかなり……少々太っている。 それと反対に母親は、麗子さんと似ている美人タイプ。 スラッとした身長に小さな顔。大人の色気を感じる。きっと麗子さんは母親似なんだろう。