短気なあたしは、麗子さんの行動に今にもキレそう。
一発、殴ってやりたいけどここは落ち着こう。ここで暴れたら全て水の泡だ……
そう思ったあたしは、込み上げる怒りを沈める。
「早く着替えないとシミが付いちゃうわ。金子さん、捺海さんをお客様用の寝室にお連れして。
あと、シャワーの用意も」
「はい、かしこまりました。麗子お嬢様」
麗子さんは、手際よく後ろについていた執事らしき男に命令した。
「みなさん、お世話がせて申し訳ございません。
どうか、お気にされずにパーティーをお楽しみください」
周囲のチラチラと見る視線を浴びながら、あたしは執事に付いて行きパーティー会場を出た。

