これくらいのこと乗りきらないと尚希と、この先ずっと一緒になんかいられない。 「残念でしたね、恥かかせられなくて。 あたしは……そんな、“ガキみたいな罠”に引っ掛かりませんから」 バシャッーー! 「…………」 何が起きたのか一瞬分からなかった。けど、髪からポタポタと冷たい液体が床に落ち周囲の人達はシーンと黙り混む。 「…………あっ、捺海さん、ごめんなさい! 手が滑ってしまってー……」 その状況にあたしは、直ぐ理解した。 この女ー……マジでふざけんな。