そして、ある日。私は衝撃的な話を父親と母親にされた。 「……尚希さんが、恋人を? 」 「えぇ、悪い知らせだけど……事実なのよ。尚希さんが一般人の方と婚約したいと言ってきたそうよ」 突然の告白だった。 母親と父親は、深刻そうな顔をして頭を抱えていた。 もし、仮にその一般人の女と婚約することになったら私たちは引かなければならない。 小野原財閥は、高宮財閥よりも遥かに上にたつ存在。 歯向かえば、倒産されるかもしれない。