「レディのお得意なピアノをぜひ、一度でもいいから聴いてみたい! きっと、素敵な演奏なんでしょうね」 ちょっと待って……まさか、この展開はー…… 「あぁ、そうだわ!捺海さん、よかったらみなさんにお披露目したらどうかしら。 ちょうど、あちらにピアノもあることですし」 そのまさかだよーーっっ!! 来るとは、なんとなく予想はしてたけど本当に来るなんて…… ますます、悪女だ!!あの女。 あたしは、ニッコリと微笑む麗子さんを一瞬だけ睨み付けた。 「い、いや……その。 あたし、演奏なんてーー」