なんとか、この雰囲気を壊さなくては!!
「いっ、行くよ!!」
顔を赤くしながら尚希の手を取り歩き出した。
歩いていると、ある乗り物に目が入った。
「こっ、コレに乗るよ!!」
それは、遊園地の代表とも言える……
ジェットコースター。
あたしは、ジェットコースターに指を指して乗り込んだ。
あぁぁぁぁぁぁ………!!
もう、早く忘れたいよっ!!
「なぁ……捺海……」
「だから、さっきのは忘れてよ!」
「違ぇーよ。
この乗り物……何?」
ハッ……?
尚希の言葉で、さっきのことなど綺麗さっぱり忘れてしまうぐらいに疑った。
「えっ……ジェットコースター知らないの?」
あたしは、そう聞いて尚希をまじまじと見た。
「ジェットコースター……
聞いたことはあるが、初めて乗るな。」
そう言って興味深そうに辺りを見渡した。
あっ、そっか……
コイツって……
財閥グループの跡取り息子なんだよね。
それを思い出したら何だか、寂しく感じた。
そう言えば……あたしも久しぶりだよね。
遊園地。
確か最後に来たのって……
ママが生きてた頃だよね。
ってことは……5年ぶりか。
すると、アナンスが鳴り響いてジェットコースターが動き始めた。
実は、今あたし………
凄いワクワクしています!!
だって、ジェットコースターだよ!?
あのスリムが堪らないんだよね!

