「でも、他の奴は違げぇーかもしれねぇーな。


俺だってオシャレして来られたら正直に言えば嫌じゃねぇーよ。



まっ、次のデートですれば良いだろ。」










「次か……そうだよね。」









よーしっ!!






こうなったら次のデートで目一杯オシャレしてやるんだから!!





覚悟してよね!!






そう心の中で燃え上がっているとー……








「あっ、そう言えば……お前……



俺様が、プレゼントした服まだ1回も着てねぇーよな?」








そうなんです。





実は、前に尚希から貰ったプレゼントの服まだ着てないんです。








理由は……まぁ、聞かないでください。











「そ、そうだね。」








「まさか……なくしたなんてことは、ないよな。」









「なくす訳ないじゃん!!




汚さないようにって思ってクローゼットにちゃんと閉まったんだから!!」









思わず大声で言ってしまった自分。









あっ…………






気付いた時には……遅かったです。









段々と顔が熱くなるのが自分でも分かる。






そんなあたしを見た尚希はー……









「へぇー………汚さないように……ねぇ…………」







口元を釣り上げながら、まじまじとあたしの顔を見た。








なっ、何てことを言ったんだ!!






あたしっ!!






プレゼントが、嬉しくって汚さないように大事に閉まっておいたとか……







中学生かっ!!







っと心の中でツッコム自分。