本当……この世界には、ろくな奴がいねーな。 まぁ、俺もそいつらと同じ人間だけど。 「それにしても、早いもんですね。 麗子も、もう結婚する歳になったのか……」 麗子の父親は、隣の席に座っている麗子を優しい目で見つめていた。 「お父様には、本当に感謝しています。尚希さんという素敵な男性と婚約できるなんて私は幸せ者だわ」 なんっつう猫被り。この女まじで、怖いわ。 コイツの父親。なんか、抜けてることあるし麗子の本性なんて気づくはずもないか……っと言うかそれ以前に親バカだし……