同居人はNo.1ホストー3ー完









あたしは、甲斐くんにそう言ってスッと離れた。




テーブルの上に置いてあったコーヒーは、もうすっかり冷めていた。






「……あたし本当、弱いね。



いつからこんな弱い女になったんだろ」






昔は……こんなに心が揺らいだこともなかったし、直ぐに泣いたりなんてしなかったし、誰かに頼ったりもしなかった。





やっぱり、これも尚希と出逢ったからなんだよね……





「……いいんじゃない?別に弱くたって。



人は、誰でも弱い。だからこそ誰かを守りたい、強くなりたいと思うから人は変われる」






……あたしは、強くなりたい。誰かを守れる強さを持ちたい。





あの日……あたしは、守れなかった。