ねぇ、尚希……
アンタは今……何を思ってる?
何を考え、どんな結果を望んでいる?
アンタの心にー……あたしはいる?
溢れていた涙が、収まり心が落ち着いてきた頃にはもう太陽が沈み暗い夜になっていた。
もう、何時間くらい泣いただろうか……
甲斐くんは、あたしが泣いてる時なにも言わなかった。ただ、あたしを優しく抱きしめ泣き止むのを待っていてくれた。
「……少しは、落ち着いたか?」
「……うん…グスッ……ありがと」
甲斐くんって、クールで愛想のない奴だと思ってたけど本当は優しいんだなぁ……
今回のことで、甲斐くんの意外な一面を知った気がする。

