同居人はNo.1ホストー3ー完









きっと……甲斐くんが、入れてくれた温かいコーヒーと甲斐くんの優しさのせいだ。





それが、あたしの何かを崩していったのだろう。





「……もう…あたし達、戻れないのかなぁ……」





お互いに愛し合っていたのに結ばれないなんて
……信じたくない。





泣くな泣くな泣くなーーーー





そう自分に言い聞かせて涙を押さえようとする。




グイッ……





「………………」





「……か、甲斐…くん?」





一瞬、何が起きたのか分からなかった。けど、気づいた時には……甲斐くんの腕の中にいたあたし。





甲斐くんの香りと温かさに、どんどん肩の力が抜けていった。