あたしの知ってる……大好きな尚希はー……
俺様でドSで変態だけど、本当は不器用で素直になれない奴。
いざという時は、あたしを必死で助けてくれる優しい奴。
あたしが、どうしようもなく辛い時や過去に縛られていたときアイツは包み込んでくれた。
けど、今日のアイツはー……
全然、違う奴だった。
考えないようにしても頭の中には、尚希の冷たい目や突き放すような言葉が頭から離れなかった。
あたしは、たくさんの涙を流しながら走って走って……ただひたすら走っていた。
尚希は、言っていた。「今のお前は、嫌いだ」
って……
今のあたしは嫌い??

