同居人はNo.1ホストー3ー完









尚希の大きくって広い背中をただ呆然と見つめる。




大好きだった大きくって広い背中。それが、今では他人の背中に見えてしまう。





尚希の愛しかった横顔も……他人に見える。





尚希は、うんざりした顔で「いつまでいんの。早く帰ってくんない?この後、麗子が来るんだよ」そう言ってあたしをチラッと見た。





あたしの目の前にいる、この人は一体……誰?





「つっ……」





あたしは、知らない。こんな人……





ガチャ……!





あたしは、尚希から逃げるように部屋を飛び出した。





ねぇ、尚希……




尚希は、どこに行ったの?





あたしの知っている……本当の尚希は、消えちゃった?





「ハァッ……ハァ…ッ……」




今日、見たアイツはあたしが知っている尚希じゃなかった。