けれど、今はそれがとても悲しくって切なくさせる。
あたしは、無我夢中で尚希にすがり付いた。
泣きながら……ボロボロと溢れる涙を流しながら。
昔のあたしとは、別人のようにーー
恋愛で、これだけ人格が変わり弱くなってしまうことが怖く感じてしまう。
尚希は、すがり付くあたしの肩を掴み引き離した。
嫌だ……聞きたくないっ……
「俺たち……別れよ」
「……っ……うっ……うぅ……」
ねぇ……尚希。なんで、お互いにこんなに愛し合ってるのに結ばれないの?
ただ、好きなだけじゃダメなの?
本当にこの世の中……変だよ。大人の事情で社会の事情で結ばれないなんて変だよ……
また……あたしは、一人になるの?

