尚希は、大人だ。ちゃんと自分の役目を分かっているし受け止めようとしている。
それなのにあたしはー……それを認めてあげられない。ううん……違う。
認めたくないんだ。
ごめんね……尚希。あたし……アンタの言う通りガキだ。
あたしガキだからさ尚希が、他の女と結ばれるなんて許せない。
あたしが……もっと大人だったらよかった。
尚希……あたし。どうしてもいい大人になんかなれないよ。
ごめんね?こんな最低な女で。
あたしは、目から涙を浮かべながら心の中で尚希に謝る。
「ねぇ……どうしても無理なの?あたしなら平気だから。
二人で、考えればなんかいい選択が見つかるかもしれなー……」
「ごめん」

