アイツが、触れた場所が熱くなっていく。 するとー…… 尚希の動きが、ピクリと止まる。 いきなり止まってジッと尚希を見つめる。 「なお……き……?」 あたしを見下ろすように見つめるアイツ。 「本当に……後悔しねぇーよな?」 「えっ……?」 あたしが、聞き返すと尚希は我に返った。 「何言ってんだ……俺…ダッセェ……」 そんな尚希を見て自然と口が開いた。 「あたし……頭の中が真っ白で…… 尚希みたいに余裕がないよ。」 だって、アイツは全然余裕そう。 あたしは、もう一杯一杯なのに。