「…………っっ…………」 尚希の冷たい目にあたしの言葉は、詰まってしまう。 「……来い」 グイッ……! そんなあたしを見て尚希は、突然。あたしの腕を引っ張って行く。 「痛っ……な、なに!?」 「いいから黙ってついて来い」 こいつが、おかしいと気づいていてもバカなあたしは久しぶりに見る顔に……大好きな声や温かくって大きな手にドキドキしていた。 だから、あたしは拒むことも出来たのに出来なかった。 あたしは、言われた通り大人しく尚希の後を追い大きくって城のような屋敷に入って行った。