アイツ……どこにいんの?
誰か、尚希の居場所を知ってる奴いないかな。
……あっ、そうだ!
頭の中に浮かんだのは、あの人。
あたしは、その人がいる場所に向かった。
そこはー……
「えっ……来てないんですか……?」
「う~ん……アイツ、今日休み入れたよー?」
尚希が働いてる店……BLACK PRINCE。
その店を動かしているオーナーだ。
何故、徹夜達じゃなくこの人が頭に浮かんだのかは分からない。けど……何故かこの人なら知っている気がした。
開店前のお店は、数人の男達が下準備をしている。
あのいつも騒がしい店が、嘘みたいに静かだ。

