ラップが、かかっているご飯は開けた様子は全くない。





っと言うことは……尚希は、昨日から帰って来ていない。そういうことになる。






「アイツ……電話の一つくらいよこせばいいのに」






でも……アイツが、連絡なしで帰って来ないなんて珍しい。





っと言うか、付き合ってからアイツが家に帰って来ないことはなかったかもしれない。






そう考えるとアイツが、帰って来ないのは変だ。





気になったあたしは、ケータイを手に取り尚希から連絡がないか確かめた。






「……連絡なしか」





もしかして、女の客に捕まったとか?




それとも徹夜達と飲んでる?