同居人はNo.1ホストー3ー完












ママは、あたしに優しい瞳を向け肌白い小さな手を包み込んだ。









(捺海は……みんなにそう言われるのは嫌?)







「嫌だけど、捺海は……


ママが、悲しまないなら何言われても大丈夫だよ?」








すると、ママはあたしの腕を優しく引っ張り……小さなあたしの体を包み込んだ。








ギュッ……    









(捺海……ごめんね……ママ、頑張るから。




ママの一番のお願いは、捺海が幸せになることなの。




その為に……ママ頑張るから……




だから、捺海……どんな時でも…どんなことがあっても……捺海は、今の優しい捺海でいて)






この時、ママは……生まれて初めてあたしに少しだけ弱った姿を見せた。







そして、季節は過ぎ……あたしの産まれた春の季節が訪れた。









(捺海、誕生日のケーキは何が良い??)









あたしが、絵を書いているとママは洗濯物を畳みながら聞いて来た。








「うーんとね……ママは、何が食べたい?」








そんなあたしの質問におかしそうに笑うママ。








(ママじゃなくって、捺海が決めるの。

誕生日ケーキは、捺海のなんだから)