俺は、徹夜の頬を両手で思いっ切り引っ張った。
(痛い痛い痛いっ!!
ギブギブギブーーー!!
すみません、もう言いませんっ!!!!)
徹夜は、涙目になりながら謝った。
俺は、両手をパッと離して座り直した。
赤くなった頬を摩りながら話す徹夜。
(だって、そうだろー
満里南さんの時は、そう思わなかったのに捺海ちゃんには、そう思ったってことは完璧ゾッコンじゃね?)
俺が、アイツに……
ゾッコン…………
「ハッ、ゾッコンか……」
確かに徹夜の言う通りだ。
他の奴とは違う気持ち……感覚……
満里南には、なかった気持ち………
あぁ、そっか……俺………
捺海のこと……マジで惚れてんだ。
(マジなら、簡単に別れんなよ。
帰ったら捺海ちゃんに、ちゃんと言えよ?
拒否った理由。)
「分かってる、ちゃんと言ってやるよ。」

