ヒリヒリと電気が、通ったかのような痛みを感じ何度も嗅いだことのある血の匂いがした。
あたしは、違和感を感じた握り拳を恐る恐る見る。
「………………っっ………………」
あたしの小さな白い握り拳には、赤い血がハッキリと付いていた。
それを見てあたしの小さな体が、震え出した。
今、思えば……あたしはやっぱり……パパの子供なんだっと思った。
大嫌いで憎くて怖くても……あたしとパパは血の繋がった親子で……
切りたくても切れない関係。
今、この瞬間………
あたしの体にパパの血が、流れている……
そう思う度にあたしは、自分が怖かった。
そして、その後……
あたしが、殴った男は直ぐに顔の手当てを軽くし親と病院に向かった。
男の手当てを終えると先生は、直ぐにあたしの家に電話をした。

