図星を言われたあたしは、何も言わずにただ俯き砂を見つめていた。
(それに母ちゃん達が、言ってたぞ!
曖芭ん家は、家庭崩壊だって!!)
(お前のお母さんは、情けねぇーよなっ!!)
無言のあたしを見て男達は、笑いながら言い続けた。
「……………………………」
その時、あたしの頭の中にある何かが切れた。
(曖芭も、いつか父ちゃんにー……うわぁ!?)
ドスンッー……!!
気付くとあたしはー……
目の前にいる一人の男を砂場に押し倒し小さな握り拳で、倒れている男の顔を殴っていた。
何回も何十回も……ひたすら、男の顔を殴り続けた。
そんな光景を見ていた男達はー……
(うっ、うわぁーー!!
曖芭が、啓汰(ケイタ)君を殴ったーっ!!)
(先生ーっ………!!
曖芭が、啓汰君を殴った!!)
男達は、そう叫びながら先生の元へ走って行った。

