高宮さんが、店からいなくなったことを確認すると全身に入っていた力が、一気に抜けた。 力が、抜けた体はそのまま柔らかいソファーへと倒れる。 ドサッ…… 「ハァー……」 あたしは、大きなため息をついてライトが付いている天井を見つめる。 別れるなんて、行ったら…… 尚希は、何て言うかな? あたしを引き止める? いや……違う……きっと尚希のことだから、あたしを怒るだろう。 勘が鋭いから、尚希でも納得出来る理由を考えないと。 あたしは、そんなことを考えながら天井をただボーッと見つめていた。