そう思いながら、テーブルの上に置いてあるウーロン茶を一口飲む。 するとー…… (曖芭様に、お客様が来ております) 今度は、違うホストが来て話しかけて来た。 あたしに? 「いいですけど……」 承知すると、教えてくれたホストの後ろに人影がチラッと見えた。 (こんばんは、捺海さん) あたしの名前を呼ぶ声がし顔を上げると、そこにはー…… 「何で、ここに……?」 尚希の婚約者……高宮麗子の姿があった。