(それに、なっちゃんがここの常連さんになって僕、嬉しい!

また、僕を指名してね?)








あたしの腕に、ギュッとしがみ付きまるで女みたいな可愛い上目使いで、あたしを見つめる。







ズッキューンッ……!!







……れおん君、可愛い過ぎます。








れおん君の可愛いさに相変わらず慣れないあたし。







そして、れおん君と楽しく話しているとー……







(れおん先輩、あちらに指名が入りました)







れおん君とあたしに近付いて来たのは、若い新人ホストだった。








(え~……もう?


うーん……じゃあ、なっちゃん。

また指名してね?)







「うん、分かった」








れおん君は、渋々と指名された女の席に向かった。







そんな、れおん君を見送り終わるとー……







(しっ、失礼します//////////)








何故か新人ホストは、あたしと目が合うと頬を赤く染めながら行ってしまった。








変なの……急に赤くなって……