このクローゼットは、物置きみたいになっているから尚希は、めったに開けない。
だから、あたしはこのクローゼットにクリスマスパーティーに使う物を置いたのだ。
ガラッ……
クローゼットの黒いドアを開けて一番上にある棚を見上げる。
確か、ここら辺に置いたはず……
あたしは、背伸びをして棚に手を伸ばしクローゼットの中を漁る。
するとー……
(捺海ちゃん、大丈夫?)
中々、見つからず苦戦していると、あたしの背後から春綺君の声がした。
「あっ、うん。
大丈夫……」
あたしは、春綺君をチラッと見て再び漁り出す。
そしてー……
「あっ、あった!」
間違いない、これだ!!
あたしは、クローゼットの中から探し出した物を取り出す。
あたしが、手にしているのは……
少し、大きめの白い箱。

