するとー……
(おーぉ、どうした尚希。
そんなイライラしてー)
陽気な声が、俺の背後から聞こえて来た。
「オーナー………」
振り向くと、そこには煙草の箱を手にしたオーナーの姿。
(どうした?
何か、ムカつくことでもあったかー?)
オーナーは、笑いながらポケットからライターを出し煙草に火を付けようとする。
だけど、もう切れているのか火が全く付かない。
「まぁ……ちょっと……」
俺は、そう言って持っていたライターを差し出した。
(おぉ、すまんすまん)
まだ、20歳だと言うのにジジくせー言葉を出すオーナー。
オーナーは、ライターを受け取り煙草に火を付けた。
(でっ、そのイライラの原因はー……何?)
「………………………………」
俺は、オーナーに全て話た。
捺海の最近の怪しい行動……ついでに、愚痴も。

