マンションに着いて捺海がいるリビングに向かう。
ガチャ……
「………………………………」
いつもなら、俺がリビングに入って来ると………アイツは、おかえりーとか言って来る。
だけど、今日は何故か……
「………………………………」
無視。
上着を脱ぎネクタイをほどきながら、捺海をチラッと見る。
見ると捺海は、テーブルに何か雑誌のような物を広げて読んでいる。
「………おい」
「………………………」
俺が、話しかけても返事をしない捺海。
この様子だとよっぽど、雑誌に夢中になっているんだろう。
って言うか、アイツ何そんな夢中になって読んでんだ??
気になった俺は、雑誌を夢中で読んでいる捺海に近付いた。
するとー…………
「……………!?
びっ、ビックリしたぁー!!」
チッ、気付いたか。
近付く気配に気付き勢いよく振り向いた捺海。
「何、読んでんだよ」
俺は、そう言ってテーブルの上に広げてある雑誌に手を伸ばした。

