また、思っちゃった……
どうしようもないくらい……嬉しい……だなんて……
パーティー会場から聞こえて来る騒がしい声は、あたしの耳に入らなかった。
今、感じているのはー……尚希の瞳と視線だけ。
まるで、二人だけの世界にいるよう。
「なぁ、捺海。
今日、俺の誕生日だろ?」
「えっ、うん」
すると、尚希はあたしの顔をジッと見つめた。
何で、ジッと見つめてんの??
尚希の行動に疑問を感じたあたし。
「……何??」
「プレゼント」
何とも不器用に言う尚希。
プレゼント………あっ……!!
尚希の言葉で、大事なことを思い出す自分。
「ごっ、ごめん……
その……まだ、用意してない」
すると、尚希の表情が一瞬だけ変わったように感じた。
「何だよ、用意してないって」
あぁ、ヤバい……怒らせた。
「じゃあ、今度ー………」
グイッ……!!
話している途中で、突然あたしの腕を掴み強引に引き寄せる尚希。
驚いて顔を上げるとー……
「じゃあ、今直ぐにくれよ」
抱き寄せられているせいなのか、尚希の整った顔が凄く近い。
そんな至近距離にドキドキしているあたし。

