「はっ、はい。」
ガチャ……
「……!?
うおっ、ビビった………」
部屋を出ると直ぐ近くに尚希がいた。
大きく跳ね上がった心臓を落ち着かせるあたし。
「遅いんだよ、いつまでー………」
尚希の言葉が、突然詰まったのを不審に感じて尚希の顔を見る。
「何……?」
ジッと尚希を見ると、何故か目を逸らして大きな手で頭を触る。
「………っ……いやっ……
なっ、何でもねぇーよっ/////////」
何故か、いきなり真っ赤にさせる尚希。
「なら良いけど……」
何でもないって言ってる割には……そうは見えないけど……
「つーか……何で、俺様まで行かなくっちゃいけねぇーんだよ。」
そう言って、そっほを向く尚希。
ありゃ……もしかしてー………
「怒って…る……??」
恐る恐る聞くと尚希は、あたしを見てギロッっと睨んだ。
ヒッ…………!!
まるで、あたしが猛獣に狙われている小動物でコイツが、獲物を狙っている猛獣みたいなシチュエーション。
「そっ、そんなに怒んないでよ……(笑)」
苦笑いをして流そうとすると……
「あ゛??
何だって……?」
こっ、怖い……怖過ぎるっ……!!
完全に、尚希のオーラに負けている情けないあたし。
「……………う゛……
なっ、何でもございません………………」
やっぱり、無理やりは……まず…かったかな?

