――美雨は美雨なんだし――




真理にも、言われた事はなかった




男嫌いを否定するでもなく、賛成するでもない




蓮は、私自身を見てくれてる








私の中の止まっていた歯車が、少しずつ

少しずつ、動き出した事に




私はまだ、気づかなかった