「蓮兄、腹減ったー」 「はいはい。今から作っから待ってろ」 「早くしろよー」 俺は料理にとりかかった 母親は颯が四年生の時に事故で亡くなった 母さんが亡くなってから、父さんの仕事は忙しくなって 今は九州にいる 帰ってくるのは、年に一度 正月にだけだ。 まだ六年生だった俺は、幼いながらも必死で家事をやった 最初は失敗だらけで、毎日泣きながらやった それでも一年経つと慣れてくるもんで 家事も楽しくなった