まさかつき合ってるとは思わなかったけど
いつも迷惑かけたからその分幸せになってほしいな
「………橋下さん」
後ろを向くとあの時の女の子達がいた
やっぱり来た。
たぶん昨日高瀬くんと一緒にいたところを見て来たんだと思う
「ちょっと来てくれる?」
「……ここじゃだめなんですか?」
女の子達は顔を歪める
今、私はダンボールを捨てにゴミ置き場にいるから人通りは少ない
ここでも問題はないよね
「っ!昨日あんた高瀬くんと文化祭一緒に回ったでしょ」
…………やっぱり
「そうですけど」
「あんたっ!私らあんたに忠告したよね!?一緒に回ったらただじゃ済まないって!」
「そうですね」
「っ!!」
女の子達の顔は怒りに満ちていて
きっと他人から見たら醜い顔だ
でも私はなんだかとても冷静だった
怖くも何ともない
、

