「だからさっ君も楽しもっ」
「っ」
さっきよりも強く引き寄せられ思わず顔をしかめる
やだやだやだやだ
触らないで
気持ち悪い
楽しめない
なんでこんなっ………
「橋下さんっ!!」
こ、この声…
後ろを向くと高瀬くんが息を切らして来てくれた
「高瀬くん……」
「誰こいつ」
隣にいた男は明らか不機嫌そうに呟く
「ふんっ遅かったじゃない」
「あ、あやねちゃん?」
あやねちゃんはやっと来たかと言いたげな雰囲気で腕を組む
「ごめん、山田さん」
「謝るのは私じゃないでしょ」
なぜかそう会話する二人
え?
二人は知り合いなの?
いつの間に?
「遅れてごめん、橋下さん」
「へ?は、はい?」
いまいち状況が掴めない私
あやねちゃんと高瀬くんは知り合い?
でも話してるとこ初めて見たし
実は仲イイのかな…
、

