「ん、これ?化粧品だよ」


やっぱり…


「何でそれ持ってるの?」

「何でって化粧するからだよ」

「だ、誰の?」

「もちろん、ゆきちゃんをだよ」


にっこり笑うあやねちゃん。

目が笑ってないですっ


「そんな何で私を…」

「決まってるじゃん。腫れ隠しだよ。その目で校内回れると思ってるの?今のゆきちゃんこう(Θ-Θ)だよこう(Θ-Θ)!!」

「はい。すみません。はい」


あやねちゃんが言ってることが全部真実で頭が上がらない

ほんとに申し訳ないです……




「分かったならほらっ髪の毛縛って!」

「えっ?」

「髪の毛邪魔でしょう?ほら早く!」


ほいほいとあやねちゃんの言うまま髪の毛を縛り、前髪も髪クリップでとめられる


「じゃー始めるねー」

「ちょ、あやねちゃん心の準備がっ」

「ごちゃごちゃ言わない!」

「あや、あやねちゃん…」

「黙る!」

「はひ!」