彼がいなくなったのを見届けると足から力が抜けてその場にへたれこんでしまった



何だったんだろう
今の一時は……


高瀬くんに起こされて
高瀬くんと話して
高瀬くんにばいばいして


なんかまるで







夢みたい……………




















「……ーき」

「………ゅーき」


「ゆきちゃん!」


「!?」



はっと意識を戻すとあやねちゃんが心配そうに私をのぞき込んでいた


いけない…私今文化祭の準備中だったんだ



「ゆきちゃん大丈夫?なんかボーッとしてたけど」

「あ、うん。大丈夫」