な、なんでここに!??
「やっと起きた。大丈夫?」
「え、う、あ、はひ」
「?」
や、やばいっ
びっくりしすぎて呂律が回らない
なんでここに
高瀬くんがいるの?
「たまたまここを通ったら寝てる人いてびっくりした」
いや、私は今あなたが目の前にいることにびっくりしてます
「立ち上がれる?」
「あ……」
いつの間に寝ていたのか、結構寝てたらしく背中と腰が異常に痛い
ああ、
ベンチで寝るんじゃなかった
「手、貸す?」
「えっ!?あ、大丈夫ですっ!」
目の前に出された手を無視して一人で立つ
高瀬くんの手を借りるなんて
そんはことできないよっ
ただでさえ今の状況をちゃんと飲み込めてないんだから……
、