キーンコーンカーンコーンキーンコーン……
チャイムがなる。
それは放課後が始まる合図―――――
「ゆーきっ!」
「あやねちゃん…」
私はバックに荷物をしまってる途中、後ろから来たあやねちゃんの方を向く
「このあとどーするのー?」
あやねちゃんはかわいいえくぼを作りながら私に話しかける
あやねちゃんは小さくてほんわかしててとっても可愛い女の子
まさに守ってあげたくなっちゃうタイプ
うって変わって私は……
「あー…えーと」
普通だ
身長も平均で特にかわいい要素は一つもない
性格だって明るい方じゃないし
どっちかっていうとクラスでは地味なほう
そうやって無難に生きてきた
「ふふっ体育館に行くんでしょ」
「えっ!??ちょっっ何でそれを!?」
あやねちゃんの発言に思わず取り乱す
そんな私を見てにこっと笑うあやねちゃん