その後は、皆どんどん走っていって、あっという間に優也君の組になった。

はっ早すぎる…

また、緊張してきたっ。

深呼吸、深呼吸。

「すぅ〜はぁ〜」
・・・よし!落ち着いてきた!応援頑張ろっ!

『それでは位置について、よーい』


バンっ!!


「よし、愛行くよ!」


「はいはーい」


私達は―


構えた。


「「フレーフレー優也!!」」


応援団のように…

「「フレッフレッ優也!!フレッフレッ優也!!」」


『圧倒的な速さで5コースの人が差をつけています』
おぉぉ!!ヤッター!!


しかも、フォームがアスリート!!

かっこいいなぁ

ドキンドキン…

まただ。
胸が苦しい。

顔熱いし…あーもう、早くおさまれー!!



『ゴールしました。1位、5コース。2位、3コース3位、6コースです』