「何よ?」


「えっとね〜委員長を驚かすため!!」

「…委員長をですか?」


「うん!!」

皆は頭をかしげた。

「何でお前が委員長を驚かしたいんだよ」

それは…

「優也君は足が遅いと思ってるから!!」

私は皆と目を合わせた。


「本当に?」

愛は少し小さな声で聞いた。

「うん…」


「へぇ〜あの委員長がねぇ」

愛は何かを考えるように空を見た。

「何でそんな事思ってるって分かったんだよ」

聞かれると思ってました!!

「優也君が走るって決まる時にうえっほんてわざと咳をしてたから!」