そんなことを考えていると
またいつの間にか爽ちゃんちまで来た。

早っ


爽ちゃんは無言のまま。

なんか言いづらい空気。


「そっ爽ちゃん…また明日ね!」


そう言って自転車に乗ろうとした時…

「あのさ」

「ん?」


話し掛けてくれた。

「いや、別に〜また明日な!」



「うん、また明日〜!」


私は急いで自転車に乗った。


今の

聞きたかったなー!

風が頬をすり抜ける。

でも、聞けなかったや…





爽ちゃんが
笑顔だったから…。